石垣島の山をご紹介!おすすめトレッキングコースでジャングルに行こう!
石垣島の魅力は海だけじゃない!
石垣島にある山の歴史やツアーを紹介
石垣島の山々も、海に劣らず豊かな自然と絶景を誇る人気の観光スポットです。多くの丘陵地が点在し、各所でトレッキングやバードウォッチングが楽しめます。
旅行者だけでなく島に暮らすみなさんにとっても、自然と触れ合いながら心身をリフレッシュできる大切な場所となっています。
本記事では、そんな石垣島の代表的な山々を紹介します。
◆石垣島の山々の特徴が知りたい方
◆石垣島の植物を知りたい方
◆石垣島の自然が満喫できるアクティビティを知りたい方
石垣島の山の特徴
沖縄県は日本唯一の亜熱帯気候になるため、本州では見られない亜熱帯の動植物を目にすることができます。
とくに植物は基本的に大きく、葉っぱも花も色鮮やか。年中何かの開花シーズンで、どの季節に訪れても楽しく植物観察ができます。
石垣島の山で観られる植物5選
それでは、石垣島の山々で観られる代表的な植物をご紹介します。
石垣島の山で観られる植物①
サキシマスオウノキ
サキシマスオウノキは奄美大島、沖縄本島、石垣島、西表島の亜熱帯地域に生育するアオギリ科の常緑高木で、高さは2メートルにも及びます。
板のような見た目の板根が特徴的で、この板根は船の舵にも使用されていました。石垣島のンタナーラのサキシマスオウノキ群落と西表島の古見のサキシマスオウノキ群落は天然記念物にも指定されています。
石垣島の山で観られる植物②
モダマ
モダマはさやの大きさが1m以上、豆は5cmにも至る国内最大の豆であり、ジャックとマメの木のモデルにもなりました。
沢沿いの森林に自生しているため、豆が川に落ちると海を介して各離島へ漂流して分布を広げています。
石垣島の山で観られる植物③
クワズイモ
クワズイモはサトイモ科の一種であり、本州では観葉植物として人気。石垣島では山だけでなく、民家の庭や道沿いでもよく見られる植物です。
サトイモに似ていますが、"喰わず芋"という名前の通り、貯蔵茎には毒を有しており、食べることができません。
貯蔵茎上部には1mを超える柄があり、60cmにもなる大きな葉がつきます。
石垣島の山で観られる植物④
イヌマキ
イヌマキは耐水性がありシロアリに強いことから、沖縄伝統の赤瓦建造物の雨端を支える柱に使用されていました。
首里城再建に石垣島のイヌマキをという案が上がりましたが、住民による伐採の反対を受け中止になったそうです。
石垣島の山で観られる植物⑤
寒緋桜
寒緋桜は国内で最も早く開花する桜であり、旧陸軍により持ち込まれたといわれています。
石垣島では1月〜2月頃に開花し、山々の緑の中、ピンクに色付く姿がとても美しいです。
石垣島No.1観光スポットである川平湾や荒川の滝の上流でも見ることができます。
石垣島の山一覧
それでは、自然豊かな石垣島の山々をご紹介します。
野底岳(マーペー)
野底岳はマーペー伝説でも知られる恋愛のパワースポットで、屈指の絶景を望める山岳です。
トレッキングツアーでよく利用され、山の麓スタートで1時間近くかかるコースと、途中まで車で行くお手軽なコースがあります。
山頂は視界を遮るものが全くないため、360度パノラマビューの絶景を堪能することができます。
住所:沖縄県石垣市野底
アクセス:新石垣空港から車で約25分、石垣港離島ターミナルから約35分
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於茂登岳(おもとだけ)
於茂登岳は標高525.5mの沖縄県最高峰の山岳です。島で最も高い場所に位置するためシンボル的な山であり、信仰の対象にもされています。
於茂登岳は国立公園に指定される山であり、国指定の天然記念物であるリュウキュウキンバトやカンムリワシを見ることができます。
於茂登岳は大切な水源地でもあり、石垣島民の生活を支え、おいしい泡盛の原材料になっています。
住所:沖縄県石垣市登野城
アクセス:新石垣空港から車で約20分、石垣港離島ターミナルから約30分
屋良部岳(やらぶだけ)
屋良部岳はトロルの舌と呼ばれる巨岩がシンボルの標高216.5mの山岳です。上って島内を一望したり、SNS映えする写真スポットとしても人気です。
屋良部岳は野底岳と同じように車で残り70mのところまで登ることができ、地元の崎枝小中学校の生徒さんもよく登るスポットなので、気軽にトレッキングにトライしてみてくださいね。
アクセス:石垣市街地からは車で約30分
駐車場:専用はなし、近くに有料パーキングあり
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バンナ岳
バンナ岳は石垣島最大の県立森林公園の中心分に位置する岳です。
園内の各所には展望台が設置されていたり、アスレチック体験ができるゾーン、バードウォッチングができるスポット、昆虫館・植物園といった展示や観察を楽しめるゾーンもあります。
春にはヤエヤマヒメボタルが点滅するように飛翔するところを見ることができます。
住所:沖縄県石垣市961−15
アクセス:石垣港離島ターミナルから約15分
ぶざま岳
ぶざま丘は登頂までに50分ほどかかる標高約322mの山岳です。
ぶざまとは八重山の言葉でしっぽという意味であり、於茂登岳がしっぽみたいに長くそびえるところからぶざま岳となりました。
道中は緑が深くなだらかで、ジャングルトレッキングが楽しめます。
住所:沖縄県石垣市字名蔵
アクセス:市街地から車で約30分
カラ岳(カーラ岳)
カラ丘は木々がほとんど生えていない緑地丘の標高約136mの丘で、15分ほどで登ることができます。
防風林となる木々がほぼないため、海風を直接受けるため風が非常に強く、パラグライダーポイントとしても人気。
すぐ近くに新石垣空港があるのでフォトスポットとしてもおすすめです。
住所:沖縄県石垣市字白保
アクセス:新石垣空港から車で約5分
はんな岳
はんな岳は伊原間島の三角点の近くにある標高238mの山岳です。玉取崎展望台から望むことができます。
山岳からは西側に東シナ海に面したサビチ鍾乳洞、東側には太平洋に面した伊原間牧場が見えますよ。
住所:沖縄県石垣市字伊原間
アクセス:伊原間バス停(東バス)から徒歩約20分
山当山
山当山は標高それほど高くありませんが、トレッキングコースとしてはあまり利用されていないため、コースには踏み跡が少なく、蔓とススキの藪が生い茂るため刈り取りながら道を進む必要があります。
近くには国の天然記念物に指定される平久保の八重山シタン群生地やサガリバナの自生地があります。
住所:沖縄県石垣市字平久保
アクセス:平野バス停(東バス)から徒歩約33分
安良岳
安良岳は平久保半島の北部に位置する標高336mの山岳です。
トレッキングコースには巨大な岩や木々、風葬跡、牛垣の囲い跡など見どころ満載なコースとなっています。
ただし、コースの目印が表示テープしかないので迷わないように、土地勘のある方と行かれることをお勧めします。
住所:沖縄県石垣市字平久保
アクセス:平久保バス停(東バス)から徒歩約10分
金武岳
金武岳は野底層という4000〜5000万年前に石垣島が大陸続きになっていたころに噴火による火山灰、溶岩でできた地形です。
この山岳からはとんがりシルエットの野底マーペーも目にすることができます。
住所:沖縄県石垣市字伊原間
アクセス:玉取バス停(東バス)から徒歩約12分
ホゥラ岳
ホゥラ岳は島中心部北方に位置する山岳であり、トレッキングコースとしてはマイナーでほとんど登山者はいません。
ホゥラ岳も安良岳同様に表示テープがコースの目印になっており、山頂からは三角点や於茂登岳、ウマヌファ岳、桴海於茂登岳を望むことができます。
住所:沖縄県石垣市字桴海
アクセス:大田バス停(東バス)から徒歩約8分
久宇良岳
久宇良岳はそれほど傾斜も激しくなく、危険箇所も少ないため初心者の方がトレッキングするのにもおすすめです。
ただし、蛭が多いので注意が必要です!
久宇良岳近くに明石の農産物共同販売所があり、新鮮な野菜をお安く購入できますよ。
住所:沖縄県石垣市字平久保
アクセス:久宇良岳バス停(東バス)から徒歩約13分
大浦山
大浦山は大浦山海蝕洞穴がある標高29.6mの山岳です。
この山の中腹にはティラ石という岩があり、それに対して「にらみ」をきかせ据えられている獅子がアカフチ(赤口)です。
1792年頃襲った大飢饉と疫病がティラ石のたたりと信じられ、岩に睨みをきかせた獅子を配置するとそれらが解決したことから、今もなお獅子が設置されているそうです。
住所:沖縄県石垣市字伊原間
アクセス:舟越バス停(東バス)から徒歩約23分
前勢岳(前勢岳展望台)
前勢岳は石垣島天文台がある山岳であり、山頂からは南西の方角に竹富島がくっきりと見ることができます。
夕日や夜景、星空を望むこともできる隠れ人気スポットです。
車でアクセスできるので安心ですが、夜道のドライブはお気をつけて!
住所:沖縄県石垣市字新川
アクセス:離島ターミナルから車で約40分
前嵩
前嵩は石垣島の西北部に位置する川平集落の南西にそびえる標高263mの山岳です。
川平集落では、前嵩を含めた一体を地名をマンヤマと呼んでおり、"集落の前の山"に由来し、前嵩と命名されたといわれています。
地元の方や経験者にガイドしてもらうのがおすすめ。
丈夫な靴と、張られているロープをしっかりつかめる手袋でトライしましょう。
住所:沖縄県石垣市字川平
アクセス:市街地から車で約20分
まとめ
石垣島の山についてご紹介しました。
沖縄県最高峰の山や恋愛のパワースポットなど様々な魅力のある石垣の山々。是非、石垣島に訪れた際にはトレッキングにトライしてみてくださいね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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