石垣島から日帰りで離島巡り!おすすめの離島9選&モデルコースを紹介
目次
石垣島から日帰りで離島巡り!
おすすめの離島9選&モデルコースを紹介
石垣島はその美しい海や広大なマングローブ林など、自然に恵まれた沖縄の人気観光スポットです。また石垣島は八重山諸島の中心地として、多くの離島へのアクセスポイントとなっています。
新石垣島空港からバスで約40分の距離にある石垣島離島ターミナルからは、フェリーや高速船を利用して、手軽に周辺の島々を日帰りで訪れることが可能です。
石垣島を訪れた際には、周辺の離島も合わせて探索することで、沖縄の魅力をより深く体験することができるでしょう。
今回は石垣島旅行の際に訪れたいおすすめの離島9選と石垣島離島巡りのモデルコースについてご紹介します。
○石垣島から離島へのフェリー情報を知りたい方
○石垣島から離島旅行をご検討中の方
○石垣島発着のおすすめ離島ツアーについて知りたい方
1.竹富島(たけとみじま)
竹富島は石垣島からフェリーでわずか15分の距離にある離島です。石垣島から近く、周囲約9kmと小さな島なので、石垣島から日帰りで観光できます。
古民家が並ぶ昔ながらの集落が残っており、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。
特に人気は水牛車での町並み観光ツアーで、赤瓦の屋根や道のいたるところに咲くハイビスカスなど、ゆったりとしたペースで島の風景を楽しむことができます。
島の西部に位置するコンドイビーチは、その透明度の高い青い海と白い砂浜が美しく、家族連れにも安心の遠浅のビーチです。
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竹富島へのアクセス
石垣島離島ターミナルからフェリーで行くことができます。
竹富島は石垣島から最も手軽に行けるだけあって、夏休みやGWは満席で希望の運行便に乗れないことがあります。
フェリー窓口は大変混み合うので、予約QRコードを見せるだけで乗船できる事前予約がおすすめです↓
○所要時間:約10分〜15分
○運行便数:1時間1本程度
○料金目安:片道1,000円前後
※燃油サーチャージにより変動あり
竹富島でのおすすめの過ごし方
赤瓦の屋根が並ぶ沖縄の昔ながらの美しい町並みをのんびり散策しましょう。
歩いて周ることもできますが、レンタサイクルや水牛車で楽しむのもおすすめです。
また石垣島でのシュノーケリングやダイビングと竹富島観光がセットになったツアーも人気です。石垣島でのアクティビティを楽しみつつ、竹富島観光も効率よく旅程に組み込んでみてくださいね♪
○西桟橋
○星砂の浜
○竹富島集落
○竹富郵便局
2.西表島(いりおもてじま)
西表島は沖縄県で二番目に大きな島で、その約90%が亜熱帯の原生林で覆われています。
この緑豊かな島にはイリオモテヤマネコやカンムリワシなど、15種の国指定天然記念物が生息しており、手付かずの自然が残っています。
また西表島には約40の川が流れ、多くの河口にはマングローブが広がっています。緑だけでなく、サンゴの欠片でできたバラス島や星の形をした砂が見られる星砂の浜など、美しい海も魅力です。
西表島についてもっと詳しく↓
西表島へのアクセス
西表島は石垣島の少し西に位置し、石垣港離島ターミナルからフェリーで約40分で到着します。
西表島には、上原港と大原港の2つの港があります。上原港は、西表島の北部に位置し、シュノーケリングやカヌー、トレッキングの開催フィールドの近くにあるので、ツアーの集合場所になることが多いです。
それに対し、大原港は西表島東部にあるホテルに宿泊される方や地元の方もよく使う港になります。冬も欠航率が低いのが特徴です。
○所要時間:約40分〜50分
○運行便数:1日4〜6本
○料金目安:片道2,000円〜3,000円
※燃油サーチャージにより変動あり
西表島でのおすすめの過ごし方
西表島は世界自然遺産に登録されています。その豊かな自然を堪能するにはツアーに参加するのがおすすめです。
トレッキングやカヌー、シュノーケリングなど、西表島の自然を肌で感じ、絶景を味わいましょう。
沖縄一の落差を誇る約54mのピナイサーラの滝は、自然保護の観点から入山が制限されてたり、自然がそのまま残った足場の悪いスポットも多いので、ツアーに参加して訪れるのがおすすめです。
また体力に自信のない方は川幅の広い仲間川での遊覧船観光も良いですね。
西表島は、石垣島から日帰りでも観光できます。「フェリーチケット」と「アクティビティ」がセットになったプランを利用すると、手間を省きつつもお得に旅行を楽しめますよ♪
石垣島発着フェリーチケット付き!
西表島日帰りツアーはこちら↓
○サンガラの滝
○バラス島
○イダの浜
○仲間川
3.由布島(ゆぶじま)
由布島は、西表島の川から流れ出た砂が堆積してできた、周囲約2kmで海抜1.5mの小さな島です。地面を掘ると真水が湧く、珍しい地形をしています。
島を一周するのに約30分と短いですが、亜熱帯植物が豊富な植物園、水牛の休憩所である水牛の池、国内最大の蝶オオゴマダラを飼育している蝶々園など、見どころがたくさんです。
由布島へは水牛車で渡ることができ、移動中には水牛車の運転手が三味線を演奏し、歌を披露してくれるので、音楽を聴きながらのんびりと沖縄の雰囲気を楽しむことができます。
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由布島へのアクセス
由布島へは西表島から水牛車で渡ります。西表島の上原港から水牛車乗り場までは車で約35分、大原港からの場合車で約20分です。
西表島でレンタカーを借りる予定のない方や、石垣島から西表島への日帰り観光をお考えの方は、ツアーを予約するのがおすすめです。
西表島上原地区での滝ツアーやシュノーケリングなどと由布島観光がセットになった1日ツアーであれば、移動の心配なく、1日で西表島と由布島の両方が楽しめます。
○所要時間:西表島上原港から水牛車乗り場まで車で約35分
西表島大原港から水牛車乗り場まで車で約20分
由布島でのおすすめの過ごし方
亜熱帯の植物園をゆっくり観察したり、おしゃれなカフェやレストランで八重山そばやピーチパイン、ジェラートをいただくのがおすすめです。
由布島限定の水牛グッズが売っているのでお土産に買うのも良いですね!
○蝶々園
○マンタの浜
4.小浜島(こはまじま)
小浜島は八重山諸島の中央に位置し、サトウキビ畑の広がるのどかな島です。NHKの朝の連続ドラマ「ちゅらさん」の舞台にもなりました。
小浜島周辺の海域は「石西礁瑚」と呼ばれ、400種を超える貴重なサンゴが生息しています。八重山の美しい海中世界を堪能したい方におすすめの島です。
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小浜島へのアクセス
小浜島へは石垣島からフェリーで約25分でアクセスすることができます。
小浜港には飲食店やレンタサイクルショップが集まっており、はいむるぶしなどのリゾートホテルにご宿泊される方はシャトルバスが出ています。
○所要時間:約25分〜30分
○運行便数:1日6本前後
○料金目安:片道1,500円前後
※燃油サーチャージにより変動あり
小浜島でのおすすめの過ごし方
小浜島は、シュノーケリングやSUPなど、美しい海を堪能できるツアーに参加したり、自転車をレンタルして島内を散策するのがおすすめです。
ドラマのロケ地として使われたシュガーロードは、サトウキビ畑に囲まれ1kmの一本道になっており、自転車で走ると爽快です。途中、放牧地で牛を見ることもあるでしょう。
島の中央にある大岳は、標高99mと小浜島で唯一の山で、「八重山の展望台」と呼ばれています。山頂からは石垣島、竹富島、黒島、西表島、鳩間島など周辺の島々を一望できます。
○大岳
○トゥマールビーチ
○細崎海岸
○カトレ展望台
5.パナリ島(新城島)
パナリ島の正式名称は新城島ですが、上地島と下地島という隣り合う二つの島からなることから、八重山の方言で「離れ」を意味する「パナリ」と呼ばれています。
パナリ島は「パナリブルー」と称される美しい海と白い砂浜で知られ、島の北西部は沖縄屈指のシュノーケリングスポットです。パナリ島の海はとても透き通っているので、サンゴや色とりどりの熱帯魚などを見ることができます。
また、パナリ島周辺は釣りの絶好のスポットとしても人気があり、フィッシングツアーに参加すれば、パナリの海を知り尽くしたガイドが釣れるポイントまで連れて行ってくれるので、初心者でも釣りを楽しめます。
パナリの海ではアカジンミーバイという「沖縄で一番おいしい魚」として知られる高級魚を釣れるので、大物をゲットできちゃいますよ。
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パナリ島開催の釣りツアーはこちら↓
パナリ島へのアクセス
パナリ島へ定期船は出ていないので、ツアーを申し込んでツアー船で向かいましょう。
おすすめのパナリ島ツアーはこちら↓
パナリ島でのおすすめの過ごし方
シュノーケリングやダイビング、釣りなど、マリンアクティビティを楽しむのがおすすめです。
またパナリ島には神聖な御嶽が多くあり、立ち入り禁止の場所があります。ツアーに参加したら古くからの言い伝えなどもガイドに聞いてみてくださいね。
○パナリ牧場
○北の浜
6.鳩間島(はとまじま)
鳩間島は、面積約1km²、人口約40人の小さな島で、2005年に放映されたテレビドラマ「瑠璃色の島」の舞台となったことで知られています。
鳩間島は他の離島と比べて観光地化があまり進んでいないため、昔ながらの沖縄の原風景が残っています。
鳩間ブルーと称される海では、八重山諸島でも屈指の絶景を望むことができ、穏やかな海風を感じながら時の流れを楽しむのに最適です。
鳩間島についてもっと詳しく↓
鳩間島へのアクセス
鳩間島へは石垣島と西表島からフェリーが運行しています。また西表島からツアーで鳩間島へ行くことも可能です。
○所要時間:約45分〜50分
○料金目安:片道3,000円前後
※燃油サーチャージにより変動あり
鳩間島でのおすすめの過ごし方
鳩間島は徒歩でも1〜2時間で周ることができます。瑠璃色の島のヒロインである瑠璃(成海璃子)が本土からの転校先など、ロケ地を巡りも人気です。
また鳩間島では、鳩間ブルーいっぱいに美しいサンゴ礁が広がっているので、ぜひシュノーケリングなどのマリンアクティビティで鮮やかな海中世界を堪能していただきたいです♪
○鳩間灯台
○武士家跡(ぶしぬやーあと)
7.黒島
黒島は石垣島からフェリーで約30分の距離にあり、島の形がハートに見えることから「ハートアイランド」とも呼ばれています。
黒島は人口約210人に対して牛が約2800頭おり、大部分が牧草地です。毎年2月に行われる「黒島牛祭り」は、大盛り上がりを見せ、牛が1頭当たる抽選会が目玉となっています。
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黒島へのアクセス
黒島は石垣島からフェリーで約30分です。朝、昼、夕方と1日に数本しか出ていないので、注意して旅程を立てましょう。
○所要時間:約25分〜30分
○運行本数:1日3便程度
○料金目安:片道1,500円〜2,000円
※燃油サーチャージにより変動あり
黒島でのおすすめの過ごし方
島の地形は平坦でアップダウンが少ないため、レンタサイクルでの観光がおすすめです。自転車を利用すれば、島を約2時間で1周することができます。
西の浜はウミガメの産卵地として知られており、黒島研究所では飼育室で育てられているウミガメを見たり触れ合うことができ、お子様連れの家族に人気のスポットです。
ほかにも黒島には仲本海岸や西の浜などの観光スポットが多くありますが、グルメスポットも見逃せません。特に「うんどうや」のヤシガニそばは、ヤシガニ一匹が入った逸品で、だしにはヤシガニのミソを使っており、その濃厚な旨味が楽しめます(要予約)。
○西の浜
○黒島研究所
○ノッチ・きのこ岩
○仲本海岸
8.波照間島
波照間島は日本国内最南端に位置し、他の離島からも離れているため、開発がほとんど進んでおらず、他の離島と比べても非常に透明度の高い海が特徴です。この島の名前は「果てのサンゴ(うるま)」から由来しており、「波照間ブルー」と称される独特の鮮やかな青色が象徴しています。
夜には満天の星空が広がる天然のプラネタリウムを楽しむことができ、静かで幻想的なひとときを満喫することができます。
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波照間島へのアクセス
波照間島へは石垣島からフェリーで約2時間の距離にあります。
これまで紹介してきた離島より少し遠く便数も少ないですが、ぜひ波照間島での素晴らしい自然をお楽しみください。
○所要時間:約60分
○運行便数:1日3便程度
○料金目安:片道約5,000円
※燃油サーチャージにより変動あり
波照間島でのおすすめの過ごし方
波照間島では、ニシ浜などの美しいビーチや昔ながらの民家が残る集落をのんびり散歩しましょう。
島内には自転車をレンタルしているショップもあるので、レンタサイクルで周るのもおすすめです!
○コート盛
○高那崎
○最南端の碑
○ペムチ浜
9.与那国島
与那国島は日本最西端に位置し、テレビドラマ「Dr.コトー診療所」のロケ地としても知られています。
自然豊かの島の周りには、神秘的な海底遺跡や奇岩など、探索心を掻き立てられるスポットが豊富にあります。
与那国島の最南端、東崎では、島全体を一望できる絶好の景色が広がり、ヨナグニウマの乗馬体験や遺跡の見学が楽しめます。
また、島の最西端、アガリ浜からは日本で最も遅いサンセットを眺めることができ、ロマンティックな一日の締めくくりに最適です。
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与那国島へのアクセス
石垣島から与那国島へは、飛行機またはフェリーでアクセス可能です。
飛行機の場合、石垣空港から与那国空港まで約30分で、毎日3便ほどが運行されています。
フェリーの場合、石垣島と与那国島を結ぶ便が週に2便ほど運行されており、所要時間は約4時間です。与那国島へは天候により便の運行が影響を受けることがあるため、事前にスケジュールを確認しましょう。
○飛行機:約30分、毎日3便ほど
与那国島でのおすすめの過ごし方
神秘的な海底遺跡を探索するダイビング体験、与那国馬に乗って島の自然を満喫する乗馬体験、与那国の歴史や文化が学べるDiDi与那国交流館訪問、ロケ地として有名なDr.コトー診療所見学など、自然と文化が融合した与那国島では、非日常のひとときを過ごせます。
石垣島から一番離れた与那国島は、与那国島ならではの独特の文化も興味深いので、1日では少し物足りないかもしれません。
○六畳ビーチ
○海底遺跡
○日本最西端の碑
○ティンダバナ
与那国島の人気ツアーランキング
(与那国島専門サイト)はこちら
石垣島出発!離島巡りモデルコース
3日間でできるだけ多くの島をアイランドホッピングするモデルコースをご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください!
【1日目】小浜島&竹富島へ
美しい海と沖縄の原風景を楽しもう!
午前中は小浜島へ向かいましょう。小浜島発着のシュノーケリングツアーに参加するのも良いですし、島のカフェやスポットを散策するのもおすすめです。
竹富島は石垣島から1番近く、フェリーの運行便数も多いので、小浜島滞在が少し長くなっても調節しやすいですね。竹富島で人気の水牛車観光をしても良いですが、由布島へ行く方は島へ渡るのに水牛車に乗るので、徒歩や自転車で周っても良いと思います。
【2日目】西表島&由布島へ
90%以上が手付かずの自然を堪能
2日目は1日ツアーを利用して西表島と由布島観光をしましょう。滝スポットでカヌーやキャニオニングを楽しみ、由布島でのんびり離島の雰囲気を楽しみます。
ツアーであれば八重山で最も大きい西表島でも移動手段に困らず、世界自然遺産を体感できます。石垣島発着の日帰りツアーを利用するのもおすすめです。
【3日目】西表島&鳩間島へ
サンゴ礁広がる海中世界を満喫!
2日目は西表島に泊まり、3日目は鳩間島へ向かいます。西表島発着のツアーを利用するのが便利です。美しい鳩間ブルーを全身で体感してくださいね!
鳩間島から石垣島へフェリーが運行しているので、それで石垣島へ帰れます。
まとめ
今回は石垣島周辺の9つの離島をご紹介しましたが、いかがでしたか?そのほかにも地図上にはないバラス島や幻の島と呼ばれる浜島など、石垣島周辺には多くの魅力的な島々が存在します。
「離島=遠い、アクセスが不便」というイメージをお持ちの方もいらっしゃると思いますが、石垣島から周辺離島へのアクセスはとても良いので、石垣島観光だけで終わるのはもったいないですよ♪
離島によって、それぞれ違った特色があり、島での楽しみ方も様々なので、島ごとに異なった魅力をぜひ感じてみてくださいね。
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