新城島(パナリ島)ってどんな島?アクセス方法・遊び方・おすすめツアーをご紹介
新城島(パナリ島)とは?
上地島と下地島の2つの島からなる、新城島(あらぐすくじま)。方言で『パナリ(離れ)』とも呼ばれます。
二つの島はわずか400mほどの距離。ほとんどの住民が上地島に住んでおり、下地島は牧場が広がっています。
港や浜など目の前の海には手つかずのサンゴ礁が広がり、その美しさは八重山でもNo.1といわれるほどです!
◆観光客が少ない静かな離島に行ってみたい方
◆新城島(パナリ島)の自然や伝統文化に興味がある方
◆新城島(パナリ島)へのアクセス方法や楽しみ方、効率的な観光プランを知りたい方
新城島(パナリ島)では、昔ながらの伝統と大自然が共存する上地島をのんびり散歩したり、美しい海や海岸線から眺められる絶景を味わえます。
本記事では新城島(パナリ島)についてご紹介します!
パナリ島は、人魚(ジュゴン)がいた島?
パナリ島(新城島)には、「人魚伝説」としてジュゴンが琉球王朝に献上されていた話が伝わっています。
ジュゴンの泳ぐ姿が人魚のように見えたため、この名前がつけられたと言われていますが、現在ではジュゴンの数が減少し、八重山諸島周辺では見ることができなくなりました。
神聖な場所のため、祭司以外の立ち入りや写真撮影は禁止されていますので、訪れる際はご注意ください。
昔は、捕獲したジュゴンは、皮と肉を煮て後、日光にさらし、加工品としており、王府ではこれを安産の妙薬として重宝したと言われています。
昭和初期頃まではジュゴンの生息が確認されていますが、その後は目撃されていません。
石垣島から新城島(パナリ島)への行き方
石垣港から24km、船で約35分ほどで到着します。
しかし、パナリ島へは定期船が運行していないのでツアーに参加することが必須です。
原則個人で入島することは禁止されています。また、新城島は小さな島で入ってはいけない場所も多いので現地ガイドの説明をよく聞きましょう。
◆石垣島、西表島から出発するツアーが一般的で、ツアー料金は約10,000円が相場
◆アクティビティ内容(例):島内散策、シュノーケリング、ダイビング、釣りなど
パナリ島には商店がないため、お昼のツアーに参加する場合は、ランチ付きかどうかの確認もお忘れなく!
島内には『新城パナリ島宿泊所』と呼ばれる宿泊施設が一軒だけありますが、宿泊希望の場合は事前連絡が必須です。
新城島(パナリ島)の注意事項
◆お宮(御嶽)は、島の人が神様を敬って大切にしている神聖な場所です。勝手に立ち入ったり、写真撮影は絶対に禁止されています。
◆新城島は島民の普通の生活の場でもあるので、水着で歩いたり、民家敷地へは勝手に入ることは禁止です。
◆島に生息する動植物を持ち帰ったり、ゴミを放置するのも禁止です。
◆海辺でキャンプや野宿をするのも禁止されています。
新城島(パナリ島)の人気観光スポット
新城島(パナリ島)内は、立ち入ってはいけないエリアもたくさん!観光スポットをご紹介致しますが、必ずツアーガイドに従って散策しましょう。
【上地島】クイヌパナ
島随一の見晴らしを持つ『クイヌパナ』。上地島の桟橋の西にある高台、クイヌパナからの眺めは新城島を象徴する景色です。
『クイ』は地名で『パナ』は先端の意味。天気が良い日には、石垣島や西表島など周りの島が一望することができますよ♪民謡にも歌われる場所です。
住所:上地島、新城島
アクセス:上地港から徒歩2分程度(ツアー参加必須)
【上地島】北の浜
ウミガメがやってくるほど、手付かずで美しい自然にあふれた浜。この辺りの海は透明度も抜群で、『エダサンゴ』、『テーブルサンゴ』といった様々なサンゴ礁や熱帯魚たちを見ることができます。
ウミガメも産卵にやってくるほど環境のいい、綺麗なビーチはパナリ島No.1の美しさです。
北の浜に行く事は禁止されていないようですが、途中には立ち入り禁止の「御願」などがあるため、島民が居れば一言断りを入れた方が良いでしょう。
住所:上地島、新城島
アクセス:上地港から徒歩圏内(ツアー参加必須)
【上地島】恋路ヶ浜
プライベートビーチのような雰囲気があり、観光客もほとんどいない穴場のとても静かなビーチです。
クイヌパナの西側にあります。岩々で囲まれているのでのんびりと自分たちだけの島時間を満喫できるでしょう。
ここからの絶景は1度は見ておくべきスポットです!
住所:上地島、新城島
アクセス:上地港から徒歩圏内(ツアー参加必須)
【上地島】タカニク(先島諸島火番盛)
「タカニク」は、先島諸島火番盛(さきしましょとうひばんむい)として知られる遠見番所跡群の一つで、上地島の人が住む集落の北部にあります。
島の防衛のための重要な見張り台として、異国の船が来た際に琉球王府に知らせる役目を持っていました。高さはあまりないですが、ここからの眺めは素晴らしく、海底のサンゴが見えるほど美しい眺めを味わえます。
かつて異国船を眺めていた絶景を見てみましょう。
住所:上地島、新城島
アクセス:上地港から徒歩圏内(ツアー参加必須)
【下地島】波照間ムリ(先島諸島火番盛)
出典:4travel
タカニクと反対の下地島の南側にある先島諸島火番盛。こちらはパナリ牧場の中にあり道しるべもないので探すのが難しいです。
過去に使われていたであろう石垣と、その後使用されず草木が生えた姿は、遺跡のような雰囲気さえ感じます。また、ここからはパナリ牧場を一望できます。
【下地島】パナリ牧場
数百頭の牛が放牧されている広大な牧場。下地島の自然と動物たちを間近で感じることができます。
住所:下地島、新城島
アクセス:ツアー参加必須
新城島(パナリ島)を満喫しよう!
おすすめのアクティビティツアーご紹介
一生に一度は訪れたい"神秘の島"パナリ島で、アクティビティツアーに参加して楽しもう!
ここでは、現地ベテランガイド付きの新城島(パナリ島)開催のおすすツアーもご紹介します。
①シュノーケリング&島内散策ツアー
パナリ島の海と島内散策の両方を楽しみたい方におすすめ!午前にシュノーケリングを楽しんで、午後からパナリ島の名所を散策するコースが定番です。
手つかずのサンゴが残る海と無人島の様なプライベート感たっぷりの島を満喫しましょう。
⬇︎石垣島発着のパナリ島シュノーケリング&散策ツアーはこちら
②パナリ島(新城島)散策のみ
子連れ旅の方やご年配の方におすすめ!人魚伝説、最後の秘境地として知られるパナリ島の歴史を、現地ガイドから学びながら、ゆっくりと散策できます。
石垣島とは一味違った離島の魅力を味わうにはうってつけ!観光用に整備されていないため、集落内は竹富島以上に離島感を感じられます。
⬇︎石垣島発着のパナリ島散策のみツアーはこちら
③シュノーケリングツアー
特に上地島と下地島の間のラグーンは、
その他、数あるポイントでは「パナリ竜宮城」なども有名で、当日のベストポイントへご案内しますのでお楽しみに!
シュノーケリングが初めての方や泳ぎが苦手な方も、ビーチエントリーで足の付く場所で練習してから、ボートエントリーシュノーケリングに挑戦しますのでご安心ください。
⬇︎石垣島発着のパナリ島シュノーケリングツアーはこちら
④体験ダイビングツアー
ボートで行くダイビングポイントは、水深3m前後で流れも無く安心で簡単に誰でも満喫できます。
無数のサンゴとトロピカルな魚達の乱舞が、まるで 竜宮城のようで忘れられない思い出になること間違いなし!
まずは足のつくビーチでシュノーケリングをして体慣らしをするので、 初めての方や泳ぎに自信の無い方もパナリの海なら安心して体験できますよ♪
⬇︎石垣島発着のパナリ島ダイビングツアーはこちら
⑤釣り
パナリ島は釣りもすごいです!
シュノーケリングや体験ダイビングとセットになっている釣りコースに参加して楽しんでみませんか?
初めての方もガイドが完全サポートしますのでご安心ください!
◆フエフキダイ類
(アミフエフキ、ハマフエフキなど)
◆グルクン
◆カワハギ
◆シロダイ
◆カツオ
◆アジ(ガーラ)
◆チビキなど
⬇︎石垣島発着のパナリ島ダイビング&釣りツアーはこちら
まとめ
人魚伝説の新城島(パナリ島)は、まだまだ秘境感に満ち溢れた離島です。
観光地化されておらず自然のままで今も残り続けている数少ない島とも言えます。新城島(パナリ島)を守っていく上で、しっかりと独自の島のルールには従って観光を楽しみましょう!