石垣島移住のリアルを現地在住者が紹介!移住費用や現地での仕事を徹底解説
目次
石垣島へ移住した現地スタッフが語る!
石垣島移住の実情を紹介
南国リゾートとして有名な旅行先の石垣島ですが、「ワーケーション」などの言葉をよく耳にする近年、移住地としても注目を集めています。
今回は石垣島移住にご興味のある方向けに石垣島の生活事情や移住の注意点を徹底解説いたします。
実際に石垣島移住を経験した現地在住スタッフのリアルな費用や失敗談をご紹介するので、ぜひチェックしてみてください!
○石垣島移住の現実(仕事・費用・物件など)について知りたい方
○石垣島移住の補助金について知りたい方
石垣島ってどんな島?
石垣島は沖縄から400km以上離れたところに位置する島であり、八重山諸島という島々の中核を成しています。
まずは、石垣島の基本情報についてお伝えします。
石垣島の面積と人口
石垣島は、周囲162km、面積228平方kmの島で、約5万人が暮らしています。
人口密度は1平方kmあたり220人程度なので、東京都と比べると4%にも満たない人口密度と聞けば、その広々とした環境がイメージしやすいでしょう。
石垣島の人口は増加傾向にあり、総人口の内1割以上の人々が島外からの移住者だとされています。
石垣島への行き方と交通の便
石垣島に行くためには飛行機の利用が必須となります。東京・大阪・名古屋・福岡からは直行便が飛んでおり、1日数便、混雑期は増便もあります。
空港によってはLCCも出ているため、時期を選べば比較的安価に移動することもできるでしょう。
また、沖縄本島からも飛行機が出ているため、上の5つの空港以外からも沖縄本島を経由して石垣島へ向かうことが可能です。
石垣島の公共交通機関はバスのみです。バスは行き先・時間が限られているため、タクシーが観光客だけではなく、島民にも盛んに利用されています。
公共交通機関が発達していないことから自家用車やバイクを利用している人が大半です。
また、基本的には観光用ですが、電動キックボードやトライクのレンタルもあるため、ちょっとした距離であれば気軽に利用できます。
石垣島の天候(気温)
石垣島は日本最南端の八重山諸島に属しているため、亜熱帯地方の高温多湿な気候が特徴です。
3月から10月にかけて夏の気温が続き、11月から2月が冬にあたります。
冬とは言っても気温が20℃を下回ることは少なく、四季という感覚はあまり感じられないでしょう。
ただ、石垣島特有の気候の傾向として冬は風が強いです。冬は北風の影響で気温よりも肌寒さを感じることもあり、年中薄着だけで過ごすのではなく、スウェットなどを着ることもあります。
石垣島は天気が変わりやすく、天気予報はそれほど当てになりません。亜熱帯特有のスコールと呼ばれる雨が突然大量に降り、短時間ですぐに止むという現象を見ることがあるでしょう。
また本州よりも台風の到来確率が高いのが大きな特徴です。
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石垣島の生活情報
次に石垣島に移住する上で知っておきたい現地の生活情報を簡単にご紹介します。
石垣島のライフライン(水道・ガス・電気)
石垣島の水道水は軟水で飲むことができます。ガスはプロパンガスなのでガス代は少し高いですが、台風で停電が多いため、オール電化の物件はほとんどありません。
台風が接近すると停電することもあるので、モバイルバッテリーや予備電源を常備しておくのがおすすめです。
石垣島のネット環境
wifi付きの物件も多いので、通信環境などは心配不要でしょう。
最近はコワーキングスペース施設も充実しています。
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石垣島のスーパー・コンビニ事情
まず全国区の大手スーパーである「イオンマックスバリュ」が島内に4店舗展開しており、うち3店舗は24時間営業です。
様々な商品が販売されていることでお馴染みの「ドン・キホーテ」も島内にあり、便利に利用することができます。
それ以外にもローカルなスーパーとして、破格の安さが売りの「かねひで」や、「サンエー石垣シティ」「ちねんスーパー」などが営業しています。
ローカルなスーパーでは、地元ならではといった食材やお惣菜が売られており、石垣島特有の食文化を存分に味わうことができるでしょう。
石垣島にはコンビニがファミリーマートしかありません。ファミリーマートは20近い店舗がありますが、セブンイレブンやローソンは出店していません。
石垣島の病院事情
石垣島で暮らしていく上で知っておきたい病院を2つ紹介します。
1つ目は八重山病院です。八重山医療圏で最も充実した医療が受けられ、地域の治療の中核を担っています。
2つ目は徳洲会病院です。こちらは24時間体制で夜間の急患にも対応しており、移住に際しても頼りになる病院でしょう。
石垣島移住のメリット・デメリット
実際に石垣島に移住した現地スタッフの声を元に、特に多かったメリット・デメリットをご紹介します。
石垣島移住のメリット
石垣島は沖縄県の中でも指折りの人気を誇る観光島であり、白い砂浜と青い海、南国の楽園のような光景と出会うことができます。
そんな圧倒的な美観で有名な石垣島に観光客ではなく、移住するメリットをお伝えします。
大自然を手軽に感じられる
石垣島の魅力としてまず挙げられるのは、なんといっても南国の離島特有の大自然です。
石垣島に移住すれば、透明度抜群の海や亜熱帯特有の生き物の住むマングローブ、天然のプラネタリウムと呼ばれるほどの満点の星空など、石垣島の誇る絶景を身近に感じることができます。
仕事前にビーチでのんびりしたり、休日に釣りやダイビングを楽しんだり、少し車を走らせて星空を見に行ったり、石垣島の自然に癒されることでしょう。
八重山諸島へのアクセスが良い
石垣島は八重山諸島の玄関口と言われており、石垣島の離島ターミナルを経由すれば、八重山諸島を構成している離島に簡単に遊びに行けます。
普段の旅行では石垣島まで来るだけでもひと手間であるため、なかなかその先の離島までは足が伸びないかもしれません。
しかし、八重山諸島には魅力的な島々が存在しており、ぜひ足を運んでみてほしい島ばかりです。
ガラパゴスとも並んで語られる大自然が残された西表島や、水牛観光で有名な竹富島、ドラマのロケ地として有名になった小浜島など、魅力あふれる島が多くあります。
そんな離島に気軽に行けるという点も石垣島移住の大きなメリットとして挙げられるでしょう。
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意外と都会で暮らしやすい石垣島の生活環境
石垣島は本州から遠く離れた島なので、発展していないイメージを抱かれるかもしれませんが、意外と都会で暮らしやすいです。
石垣島は南部のエリアに繁華街が集中しており、そのエリアは観光需要と併せて比較的発展しています。
マクドナルドやケンタッキー、カレーハウスCoCo壱番屋など、大手飲食チェーン店も多いので、馴染みの味もあり便利です。
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石垣島は人が暖かく優しい
沖縄の人々はまったりとした時間感覚で生きていて、沖縄時間(ウチナータイム)と称されることもありますが、石垣島もそれは同様です。
適当やいい加減を意味する「テーゲー」という言葉が県民性を表しているとされていて、「なんくるないさー」の精神を持ったおおらかな方が多いとされています。
沖縄県に特有の「ゆいまーる」という助け合い精神によって、困ったことがあれば助け合うという気風も根付いています。
のんびりと過ごしたいという気持ちを持って移住を検討されている方を、石垣島のゆるやかな雰囲気が暖かく迎えてくれるでしょう。
また、先ほどもお伝えした通り、石垣島は移り住んだ方も多いので同じ境遇の方も見つかると思います。
石垣島移住のデメリット
ここからは石垣島移住のデメリットをお伝えします。
娯楽施設が少ない
石垣島には映画館やボーリング場がなく、娯楽施設が少ないです。
大型のショッピングモールもないので、買い物が趣味の方は少し物足りなさを感じるかもしれません。
台風が多い
石垣島は台風が多く、7月〜9月の台風シーズンは月1,2回の確率で台風が到来します。
台風が来ると停電したり、スーパーで品不足が起こるので、相応の備えが必要となります。
↓台風についてもっと詳しく↓
家賃相場が意外と高い
後ほど詳しくご紹介しますが、一人暮らしの家賃相場は4万円〜6万円ほどです。関西と同じくらいなので、家賃は意外とかかると思われるかもしれません。
石垣島移住までに準備すること
石垣島へ移住する際に準備しなければならない住まいや仕事について、注意点とあわせてお伝えします。
石垣島での仕事探し
石垣島に移住する上で収入源は考えておかなければいけません。
石垣島ならではの観光関連の仕事をしたり、現地のスーパーなどでパートとして働いたり、石垣島に住みながら在宅で仕事をしたり、働き方は様々です。
石垣島の職業事情について求人情報とあわせてご紹介します。
石垣島の職業・求人情報
石垣島では、飲食業、ホテル業、観光業、販売系に携わる仕事が多いです。
ここでひとつピックアップしたいのがリゾートバイトです。人気観光地ともあり、リゾートバイトの募集は充実しています。長期的に移住をする前に少し住んでみたいという方にもぴったりでしょう。
現地で交友関係もでき、石垣島に移住するならおすすめの仕事です。
石垣島の給与水準
石垣島を含む沖縄県は、賃金水準が全国でワースト1位となっています。
2023年の平均時給は東京1,113円に対して沖縄は896円と、現在お住まいの地域にも寄りますが、現地で仕事に就いた場合、得られる給与はおそらく下がってしまうでしょう。
現在の生活水準を維持しようとするのではなく、新たな生活スタイルを築いていくという気持ちを持って計画を立てることをおすすめします。
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石垣島での仕事の見つけ方
石垣島の求人情報も他の県と同じように求人サイトに多数掲載されていますので、「石垣島 希望する職業名 求人」といったように調べれば該当する情報が見つかるでしょう。
石垣島にも八重山公共職業安定所というハローワークがあるため、問い合わせてみることも有効な手段の1つです。
現地に行く必要はなく、現在住んでいる住所の最寄りのハローワークから八重山のハローワークの情報を調べることも可能なため、移住前に職を見つけておきたい場合には、ぜひ積極的に利用を検討しましょう。
石垣島に移住してから求人を探す場合は、現地のチラシや実際にお店で情報をチェックすることもできます。
石垣島の物件探し
続いて、移住を考える上で重要な物件に関する情報を見ていきましょう。
基本的に移住者向けの物件は、暮らしやすく人気のある石垣市内に集中しています。
買い物がしやすいお店や仕事ができる場所も石垣市内に多いため、こだわりがなければ市内を中心に探し始めてみると良いでしょう。
ネットで物件探し
現地スタッフによると、石垣島は現状なかなか家が借りられないようなので、移住前にインターネットで探しておくことを推奨します。
毎月1日、その月の新しい物件がネットに出されるため、月初に物件情報をチェックしましょう。
最近はリモートでも契約可能で、内見をテレビ電話でしたり、見積もりや契約書もメールまたは郵送で送ってくれます。
現地の不動産へ行く
ほとんどの不動産屋はネット上に情報を出していますが、現地の不動産屋に行くのも一つの手段です。
また、石垣島には移住者が多いことから、移住者向けの住宅としての住みやすさなどを不動産会社に尋ねることもできるでしょう。
○カンセイホーム石垣株式会社
○(株)大央ハウジング石垣支店
○原商事
石垣島の家賃の相場
注意しておきたい点として、石垣島の家賃は高くはないものの、特別安いという水準でもありません。
移住者が多いことから島内の物件の数が全体的に足りておらず、家賃は値上がり傾向にあります。先ほどお伝えしたように家がなかなか借りられない状況なので、値段も下がりにくいです。
社宅を利用
石垣島で仕事に就く方は社宅を利用するのもひとつの手段です。
リゾートバイトでは住み込みであったり、水道高熱費込みなどで安く社宅を提供しているところもあります。
石垣島の移住にかかる費用
石垣島に移住する際に必要な費用は主に航空券・家賃・荷物の配送です。
そのほか日用品は現地調達で良いでしょう。エディオンやドラックストア、ニトリなどで購入できます。
最低限の家具や家電だけを運んで残りは現地で揃えるのであれば、一人暮らしで家の初期費用と渡航費用を合わせても20万円はかかりません。
年中暖かい石垣島では、ダウンやニットなど厚手の服が不要なので、荷物も軽く済むでしょう。
自動車を持っていく場合はもう少し費用が上乗せされますが、こちらも自動車の種類によっては10万円以下での輸送が可能となっています。
移住に失敗しないために!
石垣島移住の注意点
石垣島移住で失敗しないためにも注意点をご紹介します。
海に近い物件はベランダに干すのはNG
海に近い物件はベランダに洗濯物を干すと潮風で乾きにくく、少し匂いもつきます。
小さなことですが、物件探しの際に乾燥機が付いているかなどを確認しましょう。
島外への移動は飛行機のみ
近隣の離島を除き、石垣島から出るためには必ず飛行機を利用しなければなりません。
帰省の際などに毎回のように飛行機を使う費用が負担になってしまうかもしれません。
LCCを利用したり、冬の航空券の安い時期などを狙うようにしましょう。
石垣島移住には補助金がある
沖縄県には移住に対する直接的な補助金は交付されていませんが、制度をよく理解していれば条件次第で利用できる補助金がいくつかあります。
お子様の年齢や人数に応じた子育て支援や、空き家の改修費用を最大50万円まで支援してもらえる空き家バンクの制度などは利用できる方も多いかもしれません。
制度の詳細をよく調べた上で、上手に活用していきましょう。
石垣島に移住したら
離島住民カードを取得しよう
沖縄県には離島住民の交通コストの負担を軽減するため、沖縄県離島住民割引運賃カードがあります。
住民登録や申請を行えば、離島住民のための運賃で飛行機などの利用が可能です。
↓八重山在住者限定☆
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まとめ
今回は石垣島への移住について、さまざまな情報をご紹介させていただきました。
石垣島に移住することで石垣島の美しい海や手付かずの自然を身近に堪能できるでしょう。
石垣島への移住者は増加傾向にあり、それだけ魅力的な移住先であることを表しています。
ぜひ石垣島への移住をご検討される際に参考にしてみてください。
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