石垣島の美しいサンゴ礁を見に行きませんか?
目次
石垣島の美しいサンゴ礁を見に行きませんか?
石垣島は沖縄の八重山諸島に属するのどかで美しい大自然が残る離島です。
定番であるエメラルド・グリーンで透明度バツグンの海と白いビーチのコントラストは当然ですが、それ以上に注目して欲しいのが色とりどりでバラエティー豊かなサンゴ礁です。
石垣島を含む八重山諸島全体が魅力的なサンゴ礁で有名なスポットなのです。
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石垣島周辺の海で見られる代表的なサンゴとは?
石垣島の白保地区で見ることができる有名なサンゴは、アオサンゴの群生とハマサンゴでしょうか。
アオサンゴと聞くと色が青いのかな?と思ってしまいますがそうではありません。
実際には葉っぱ状の茶褐色のサンゴです。
アオサンゴと呼ばれている理由は、アオサンゴの骨格に鉄分が豊富に含まれていて、その為に骨格が青っぽく見えるからなのです。
ちなみに通常他のサンゴは骨格が石灰質の白色です。
他にも石垣島を代表するサンゴとしてハマサンゴがあります。
白保エリアに生息する黄色のユビエダハマサンゴは枝分かれしたポリプが特徴になっています。
サンゴはポリプと呼ばれるサンゴ個体が分裂して群体をつくるのですが、ひとつの群体には数百~数万のポリプ(クローン)が集合しているのです。
そしてサンゴの体はポリプが石のコップに入っているような構造になっています。
サンゴの骨格がこの石のコップに該当し、成分は炭酸カルシウムからできています。
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石垣島の「底地沖パラダイス」は人気のダイビングスポット!
この底地沖パラダイスは川平湾近くにあって息を飲むほどに美しいサンゴ礁が見られる非常に人気のあるダイビングスポットです。
運が良ければウミガメやナポレオンフィッシュなどと遭遇できるかも知れませんよ!
当然ですが半端なく透明度の高い海なので色とりどりの多くの熱帯魚が楽しめます。
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身体を濡らさずに美しいサンゴ礁や熱帯魚を楽しみたい方へ
そんなわがままな願いもグラスボートに乗船すれば簡単に実現できます。
小さな子供から年配の観光客までグラスボートなら何の問題もなく石垣島の海の魅力を充分に満足して頂けるでしょう。
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スキューバダイビングが恐い人には浅瀬でのシュノーケリングをどうぞ!
泳げない人もライフジャケット着用なのでまったく心配いりません。
シュノーケリングするエリアは比較的浅い海ですから安心です。
そんな浅瀬エリアでも存分に美しいサンゴ礁を堪能して頂けるのが石垣島の素晴らしいところですね。
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石垣島のサンゴスポット5選
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①白保海岸
白保海岸は石垣島のビーチの中でも70種以上のサンゴや豊富な熱帯魚が有名であり、種類・量がとても多いことで特徴的です。
中でも希少種のサンゴとして知られるアオサンゴ後の大群落があります。
アオサンゴが発見されるだけでも珍しいことですが、白保海岸には北半球最大のアオサンゴの群生地といわれています。
アオサンゴの他にもウスコモンサンゴやハマサンゴ、ミドリイシなど多くのサンゴを観察することができます。
ツアーではビーチからエントリーし、シーカヤックにてアオサンゴのポイントまでクルージングし、到着後はシュノーケルを着用してサンゴの観察をします。
間近で観ると、巨大な群生地に感動すること間違いなしです。
新石垣空港から車で約15分、市街地からも車で約20分とアクセスがとても良いので気軽に訪れてみてもいいですね。
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所在地:沖縄県石垣市白保
アクセス:石垣空港から車で5分
駐車場:-
食事(周辺):無し
トイレ:無し
②米原海岸
米原海岸は緑が生い茂る緩やかな曲線の海岸線がとても美しい石垣島の北部に位置するビーチです。
海にはカラフルなサンゴや彩り豊かな熱帯魚が泳ぎ回っています。
とはいえ、このビーチの海には遊泳危険区域に指定されている潮の流れが速い場所もあるので、泳ぐ際には十分気を付けましょう。
米原ビーチの近くには青の洞窟や国の天然記念物に指定されているヤエヤマヤシの群落、沖縄県最高峰の於茂登岳(おもとだけ)などがあるので、周辺観光スポットと併せて米原ビーチに訪れると、石垣島旅をより一層楽しむことができるでしょう。
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所在地:沖縄県石垣市桴海644
アクセス:石垣空港から車(一般道)で約40分
駐車場:あり(無料)
食事(周辺):あり
トイレ:あり
③浜島
浜島は石垣島から西に10kmの場所に位置し、小浜島と竹富島の間にある地図上に存在しない三日月形の無人島です。
この島は潮が引いているときにも島として姿を現し、潮が満ちるにつれて形を変えながら海の中へ消えていきます。
その幻のような特徴から浜島は親しみを込めて"幻の島"と呼ばれています。
パウダー状の白砂のビーチには草木が一本も生えていないため360度パノラマオーシャンビューを楽しむことができます。
沖合の方へ行くと水深の違いにより海のが変わっており、エメラルドグリーンの海がコバルトブルーの海へと変わっています。
浅瀬にもサンゴの群生地があり熱帯魚が泳いでいるのを確認することもできます。
また、沖合に行くと国内最大のサンゴの群生地帯である石西礁湖が広がっており、400種以上のサンゴや様々な海洋生物を観察することができます。
余裕がある方はぜひ石西礁湖へ足を運んでみてくださいね。
上陸するだけでも行く価値がある幻の島ですが、せっかく訪れたのであれば周囲の美しいサンゴをご覧になってみてください。
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④川平湾
石垣島随一の景勝地である川平湾。
ミシュラングリーンガイドにて三ツ星を獲得するワールド級の名勝といえるでしょう。
石垣島ナンバー1の観光地であり、連日観光客で混雑をしています。
周囲には宿泊施設や飲食店、お土産屋などが立ち並んでおり観光にはうってつけの場所です。
川平湾の海は7色に変化するといわれており、木陰で休んで色が変化するのを観察しながら一日のんびり過ごす方もいらっしゃいます。
透明度抜群の海はその水質もとても良く黒真珠の養殖にも利用されています。
川平湾内はカヌーやSUP、グラスボートにてクルージングすることができ、海上からでもカラフルなサンゴや熱帯魚を感サルすることができます。
グラスボートは0歳のお子さまからご年配の方までご利用することができるのでみなさんでゆったり川平湾のサンゴを観察するのもいいですね。
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⑤石西礁湖
日本最大のサンゴ地帯である石西礁湖には400種を超える美しいサンゴが群生しています。
石西礁湖は東西に約20km、南北に約15kmの広さを誇り、石垣島と西表島の間にあることから石垣島の"石"と西表島の"西"をとって石西礁湖という名前になりました。
また、石西礁湖は全体的に水深が浅いところが多く、サンゴの群落が防波堤の役割をしているため高い波が来ることがほとんどありません。
初めてシュノーケリングやダイビングする方でも安心してすることができます。
石西礁湖へはボートで行くことになるのでツアーで参加するとよいでしょう。
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世界的に問題になっているサンゴの白化現象とは?
2016年に衝撃的なニュースとして伝えられた世界各地にあるサンゴ礁の白化現象ですが、日本も決して例外ではなく世界的に見ても屈指の規模を誇る沖縄各地のサンゴ礁でも白化現象が進行し多くのサンゴが死滅してしまいました。
サンゴの白化現象とは海水温の異常な上昇によってサンゴの体内に共生している藻類が死滅することで光合成が不可能になってしまって、その結果栄養吸収ができなくなりサンゴの骨格が白く透けて見える現象です。
白化した後もサンゴはまだ生きていますが、その状態が長く続くとサンゴは死んでしまうのです。
サンゴ礁は海の熱帯林と称されるほど多くの生命が育まれている場所です。
残念ながら一度白化してしまったサンゴを短時間で回復させることはできません。
もちろん海水温が下がれば徐々に回復しますが、常に高い海水温が継続したり何度も白化したりするとサンゴ自体も弱ってしまい死滅するリスクが高くなります。
白化からサンゴを保護する為には地球温暖化による海水温の上昇だけではなく内陸部から流出して海に流れ込む赤土や生活排水による海水汚染など長期的に取り組まなければならない課題が数多くあるのです。
環境省によるサンゴ礁の被害調査
このような緊急事態を受けて環境省が2016年の7~8月と9~10月に2回に渡って日本最大のサンゴ礁とされる西表石垣国立公園の「石西礁湖」でサンゴの被害状況を確認する為に調査を実施しました。
その結果は誠に驚くべきもので35地点の調査ポイントのうち何と97%で白化現象が確認されたのです。
1回目の調査よりも2回目の調査の方が悪化の進行が認められました。
2016年の世界的な海水温上昇による影響は沖縄だけでなく、世界最大級のサンゴ礁とされるオーストラリアのグレート・バリア・リーフでも大きな被害があり南北2,000kmの海域のサンゴに大規模な白化現象が見られたとしています。
特に北部エリアでは9割以上の地域のサンゴが白化したと報道されました。
WWFサンゴ礁保護研究センター「しらほサンゴ村」の取り組み
石垣島の白保の海には世界でも最大級とされるアオサンゴの第群落がある非常に貴重なエリアです。
WWFジャパンがその環境保全を更に促進すべく「しらほサンゴ村」を設立してサンゴ礁の調査や保全活動に注力することになりました。
石垣島の白保の海には300種を超える魚類が生息しており、サンゴに関しては120種以上の種類を目にすることができます。
学術的な観点から見ても非常に重要な海であるのです。
この世界有数の貴重なサンゴ礁を保護し、石垣島の自然環境を良い状態のまま次の世代にバトンタッチしていく為には、地域の人々の保全活動に加えて島内外の人たちとも情報の共有化や相互理解など協力体制を強化していくことが求められています。
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サンゴ礁にとっての大敵は海水温の上昇だけではない!
亜熱帯に属する石垣島では熱帯エリア同様に時おり非常に激しい雨が降ります。
その際に農地などの赤土が削られて島内の川に流れ込み、最終的には石垣島の美しい海に流入してしまうのです。
実はこの赤土がサンゴや他の魚など生態系に悪影響を与えることになることは案外知られていません。
実際には赤土そのものに毒性などはありません。
何が問題かと言えば、赤土は粒子が非常に細かい為に一旦海水に混ざってしまうと、なかなか海底に沈まずに長時間に渡って水中を漂ってしまうのです。
それが原因となって海水を濁らせてしまい、太陽光が海中に届くことを阻害する結果になるのです。
サンゴの場合は体内で共生している藻類が光合成できなくなって死滅し、サンゴ自体も藻類からの栄養を取り込めなくなって死んでしまうのです。
また直接、赤土がサンゴを覆ったりしてもサンゴにとっては大きなダメージとなるのです。
本来ならば沖縄の海岸はサンゴや貝殻の破片などでできているので眩しいくらいの白色に見えますが、残念ながら最近では赤土の海への流入などで折角の白くて美しい砂浜が赤茶色に染まってしまったビーチも増えています。
白保のサンゴが回復傾向に!
「しらほサンゴ村」が2010年に実施した際のサンゴの被度が6.26%であったものが、今回2018年10月の検査では被度11.2%と少し改善していました。
2016年には世界的な夏場の海水温の上昇によって白保の海でも多くのサンゴが死滅してしまったのですが、実に逞しいですね。
生き残ったサンゴたちが困難にも負けずに少し増殖していました。
但し2002年当時にはサンゴの被度が26%もあったことを考えれば、まだまだ努力しないといけません。
もうこれ以上陸地から赤土などが海に流れ込まないようにする必要があります。
*被度とは?
植物群落において各植物が地表のどれだけの割合を覆っているかを(%)で示したものです。
今回の調査では1メートル四方の大きな餅を焼く網のようなもの(升目が10センチ程度)をサンゴの上に置いて調査がなされたようです。
おわりに
日本でも沖縄のように世界に誇れる大きなサンゴ礁が点在している海域があります。
それらは海外の有名なリゾート地にも勝るとも劣らない魅力的なスポットです。
今後も日本の素晴らしい自然環境を維持していく意味でもサンゴ礁の保全活動に注目していくべきではないでしょうか?
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