石垣島で味わいたい泡盛特集!初心者から通まで楽しめる人気銘柄&酒造所紹介
目次
石垣島泡盛の魅力とは?
その歴史と文化に触れる
泡盛は、沖縄で古くから地元の人々の暮らしに根ざしたお酒です。独自の製法と深い歴史を持ち、今では全国的に親しまれる特産品となっています。
今回は、八重山では「シマ」と呼ばれ親しまれている泡盛特集です!石垣島をはじめ八重山にある9つの酒造所をご紹介します。
◆石垣島の酒造見学をしてみたい方
◆石垣島の泡盛の特徴が知りたい方
◆石垣島の泡盛のおすすめ銘柄が知りたい方
◆石垣島の泡盛のおすすめの飲み方が知りたい方
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600年の歴史がある!泡盛ってどんなお酒?
泡盛は、日本最古の蒸留酒で、14世紀後半から15世紀頃にシャム国(現在のタイ)から琉球王国に蒸留技術が伝わったことが起源とされています。
高温多湿な琉球の気候に合った黒麹菌と、製造に適したタイ米を使用することが特徴で、独特の風味豊かな味わいを楽しむことができます。
また、3年以上熟成させたものは「古酒(クース)」と呼ばれ、時を経るごとにまろやかさを増すのが魅力です。
石垣島の暮らしと泡盛の関係
石垣島では、泡盛はただのお酒ではありません。祖先を敬う行事やお祝いごとの席には欠かせない存在です。
親戚や友人が集まり泡盛を囲んで語り合うなど、島の人にとって泡盛は心のよりどころでもあり、世代を超えて愛されています。
石垣島の泡盛酒造所&代表銘柄紹介
石垣島とその周辺には個性的な泡盛を造る酒造所が点在しています。ここでは、人気の酒造所とその代表銘柄を紹介します。
どの酒造所でも基本は見学&購入可能なので、ぜひ酒造巡りを楽しんでみては?
ハンドルキーパーがいれば、試飲も可能です♪
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請福酒造:直火請福30度
請福酒造は石垣島で最も知名度の高い酒造の一つです。
梅酒やゆず酒などのリキュールを手がけたり、近年では石垣島のサトウキビを使用したラム酒を開発するなど、常に新しい酒造りに挑んでいる酒造です。
「直火請福」は伝統的な直火蒸留で造られており、コクのある味わいが特徴。地元でも人気が高く、飲みごたえのある一本です。
営業時間:10時~17時
定休日:土曜日、日曜日、祝日
八重泉酒造:八重泉
⼋重⼭の島々の泉をイメージして命名された「八重泉」は、八重山の島々が⾒渡せる⼩⾼い丘で酒造りを⾏っています。
業界に先駆けいち早く洋酒樽を輸入し、樽貯蔵での熟成を始めるなど、革新と伝統が融合した酒造りを続けている、地域に根付く酒造です。
観光客にも人気の高い「八重泉」は、クセが少なく飲みやすいのが特徴。泡盛初心者にもおすすめです。
営業時間:9時~17時
玉那覇酒造所:玉の露
玉那覇酒造所は、住宅街の中に溶け込むようにある、八重山で最古の酒造所。
伝統の地釜を用いた「直釜式蒸留」にこだわり、昔ながらの技法で泡盛を造っています。
「玉の露」は、蔵元の姓「玉那覇」の「玉」と、最高のものを表すことば「玉」に、朝露のようにすがすがしく爽やかな飲み心地になるようにとの願いを込めた「露」を合わせて命名されたそう。
香ばしさとまろやかさが両立した逸品で、料理との相性も抜群です。
営業時間:8時30分~17時
定休日:土曜日、日曜日
高嶺酒造所:於茂登30度
石垣島随一の景勝地、「川平湾」を望む地で、創業当時より続く直火式地釜蒸留で酒造りを行う高嶺酒造所。
川平湾に遊びに行く際にはぜひ立ち寄って酒造見学やお買い物を楽しんでください。
高嶺酒造所の「於茂登」は、沖縄県最高峰の山の名前を冠した泡盛。於茂登の天然水で仕込まれ、まろやかかつ深い味わいが特徴です。
営業時間:8時30分~17時
定休日:土曜日、日曜日
池原酒造:白百合30度
市街地から徒歩でも行ける池原酒造は、独特な香りと力強い味わいで有名な「白百合」を代表とする酒造所。
泡盛ファンから根強い支持を集めながらも、三代目を守る当主は「小規模の蒸溜所だからできることを」とチャレンジングな発想で、他企業との積極的なコラボや県外でのイベントなど、泡盛界に新しい風を巻き起こしています。
ひとクセあると評判の「白百合」、ぜひ石垣島で味わって確かめてみてください。
営業時間:13時~17時
定休日:月曜日
仲間酒造:宮之鶴
仲間酒造は、沖縄で一番小さな酒造所です。地域に根差した酒造所で、家族で丁寧に泡盛造りを続けています。
銘柄は「宮之鶴」のみで、流通数も多くないので、石垣島でこそ味わいたい泡盛の一つです。ふくよかな香りとキレのある後味が特徴です。
営業時間:13時~18時
定休日:日曜日
波照間酒造所:泡波(波照間島)
波照間島にある、日本最南端の酒造所「波照間酒造所」で造られている「泡波」は、幻の泡盛とも呼ばれ、流通量が極端に少ないことで有名です。
希少さから、時々びっくりするような高額で売られていますが…。酒造所で購入するのが一番おすすめ。
スッキリとしてクセもなく、大変飲みやすい泡盛です。
営業時間:9時~12時/14時30分〜17時
定休日:日曜日(不定休)
崎元酒造所:与那国30度(与那国島)
与那国島には現在2つの酒造所があります。アルコール度数が60度となる泡盛は、与那国島でしか製造を許されていません。
崎元酒造所の定番「与那国30度」は、スッキリとした味わいが特徴です。
1本1本手作業でクバに巻かれた「クバ巻き」ボトルは与那国島の特産で、見た目にも特別感があり、贈り物にも喜ばれます。
営業時間:9時~12時/14時30分〜17時
定休日:日曜日(不定休)
どなん国泉泡盛:どなん30度(与那国島)
与那国島で1958年から続く酒造です。こちらも、泡盛で一番アルコール度数の高い60度から飲みやすい25度までの「どなん」を造っています。
与那国島は断崖に囲まれた島で、なかなか渡るのが難 しいとこから「渡難」と呼ばれて呼ばれていたことに由来する「どなん」。
飲みごたえがありながらも飲みやすいバランスです。
営業時間:8時30分〜17時
定休日:日曜日(不定休)
初心者にもおすすめ!
石垣島泡盛の選び方と飲み方
泡盛はバリエーション豊かで、初心者にも楽しめるお酒です。ここではその楽しみ方をご紹介します。
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泡盛の飲み方と楽しみ方
泡盛はロック、水割り、お湯割り、ソーダ割りなど、さまざまな飲み方ができます。
初心者にはソーダ割りがおすすめ。香りを楽しみたい方は、少しずつロックで味わうのも良いでしょう。
泡盛は氷を入れても風味が損なわれにくく、食中酒としてもぴったりです。食事と一緒に楽しむことで、泡盛の奥深さをより感じることができます。
⚪︎コーヒー割り
⚪︎さんぴん茶割り
⚪︎シークヮーサー割り
⚪︎お湯割り
香り・味・熟成の違いを味わうポイント
泡盛は熟成によって味わいが大きく変わります。新酒はシャープで香り高く、古酒になるとまろやかで奥深い味になります。
銘柄ごとに香りや後味も異なるので、複数を比較して自分好みの一本を見つけるのが楽しみのひとつ。
まずは飲み比べセットなどで色々試してみるのがおすすめです。
石垣島泡盛はどこで買える?
おすすめの購入スポット
石垣島では泡盛を購入できる場所が多く、現地ならではの限定品にも出会えますよ!
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酒造所でなら試飲もできる
やはり、酒造所の直売所がおすすめです!時間がある場合は、ぜひ酒造見学も一緒に楽しんでみてください。
試飲しながらお気に入りを選べるのが嬉しいポイント。限定ラベルや現地のみで販売される商品も多く、旅の記念やお土産にも最適です。
ユーグレナモールならなんでも揃う!
ユーグレナモールなら泡盛だけでなく、石垣島の人気のお土産が揃います♪
何かの専門店でない限り、ほとんどのお土産屋さんには泡盛コーナーがあり、品揃えも豊富です。
また、石垣空港の売店の品揃えも負けずと豊富なので、旅の終わりまでお買い物を楽しめますよ。
スーパーが一番安い!?
石垣島にはイオン系列の「マックスバリュ」から、地域密着系の「サンエー」や「かねひで」など、大型スーパーが数軒あります。
スーパーのお酒コーナーにももちろんベーシックな泡盛は揃っているので、購入したい銘柄が決まっている場合は、スーパーが一番安い可能性があります。
ドン・キホーテには石垣島以外の泡盛の銘柄もありますよ!
泡盛は調味料やスイーツにも
泡盛を使った伝統的な調味料や、ユニークなスイーツもあります。
お酒が苦手な方のお土産に…と言いたいところですが、容赦なくアルコール度数高めのスイーツたちに、お酒の弱い方は酔っ払ってしまうかも?
八重山そばに欠かせない
コーレグースは泡盛を使った調味料
沖縄の食堂にはほとんど常備されている「コーレーグース」は、泡盛に島とうがらしを漬け込んだ辛味調味料です。
どの家庭の食卓にもだいたい並んでおり、そば、ちゃんぷるー、何にでも辛味と風味を加えられる便利なもの。お土産におすすめ!
たくさんかけすぎると激辛に!1滴ずつかけて楽しんでくださいね。
白百合ケーキ
「白百合」を使ったケーキは、泡盛の香りが芳醇に香る大人のスイーツ。
泡盛、とくに白百合ファンにはたまらない一品です。しっとりとしたスポンジと香りの良い泡盛が絶妙にマッチしています。
池原酒造の直売店やECサイトで販売されています。
泡盛ゼリー
ひんやりとした食感が楽しい泡盛ゼリーは、夏の石垣島にぴったりのデザート。
見た目も美しく、冷蔵庫で冷やして食べるのがおすすめです。アルコール分が残っているため、大人向けのスイーツですが、お土産としても好評です。
まとめ
石垣島の泡盛は、深い歴史と文化を持つ魅力的なお酒です。
初心者でも楽しめる銘柄から、通好みの古酒まで幅広く揃っており、飲み方や購入方法も豊富。
旅行の思い出に、お気に入りの一本を見つけてみてはいかがでしょうか。
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