沖縄の人気ダイビングスポット30選!沖縄在住スタッフが徹底解説!
沖縄の真っ青な海で絶対やりたいマリンアクティビティの一つ、ダイビング。
初心者でも気軽に参加できるツアーも充実していて、やりたいことをなんでもできちゃいます。
今回は、沖縄で人気のダイビングスポットを、エリア別になんと30か所も紹介してきます!
沖縄のおすすめダイビングスポット30選!
沖縄には数えきれないほどのダイビングスポットがあります!
今回は、沖縄諸島・八重山諸島・宮古諸島の3つのエリアに分けて、おすすめのダイビングスポットを紹介していきます。
沖縄にはダイビングスポットがたくさん!
沖縄にはあちこちにダイビングスポットがあります!
どこで潜っても基本的には楽しめるはずです。
しかし、どうせ行くなら目的を持ってダイビングスポットを選んだ方が、より楽しめるはず!
今回は初心者から上級者までが楽しめるダイビングスポットをエリアごとに紹介していきます!
厳選されたダイビングスポットを見ながら、マンタを見たい!ウミガメを見たい!地形を楽しみたい!など、目的を明確にするのもおすすめです。
沖縄ダイビングのベストシーズンは?
沖縄でダイビングをするのに最も良いシーズンは、5月中旬から7月中旬です。
この時期は夏に向かって暖かくなる沖縄の海を思いっきり満喫することができますし、場所によってはマンタに会えることも!
また10月下旬から11月下旬も良いシーズンです。
水温はやや下がりますがまだまだ暖かい状況で、台風シーズンが終わり天気も安定してきます。
ベストシーズンということもあって前者はかなり混みあいますが、後者は閑散期なので人が少ないことが大きなメリットです。
どちらも沖縄の海を最大限に楽しむことができるので、好みによって分かれるところですね!
沖縄諸島エリア(沖縄本島周辺)
まずは沖縄本島から行ける、沖縄諸島エリアのおすすめダイビングスポットを紹介していきます。
沖縄本島
首里城や美ら海水族館で人気の沖縄本島。沖縄と言えば、沖縄本島を思い浮かべる人が大半です。
そんな沖縄本島のおすすめダイビングスポットを5つご紹介します。
真栄田岬(まえだみさき)青の洞窟
那覇空港から車で1時間半ほど行ったところにある真栄田岬の青の洞窟は、半分が陸に出ていてもう半分は海に沈んでいる状態です。
陸にかかった部分に太陽の光が流れ込み、水中や水面が幻想的な青色に光り輝きます。
キラキラ輝くビーチとは違った深い青のゆらめきは、心を癒してくれること間違いなしです。
青の美しさだけでなく、そこにはたくさんのサンゴや熱帯魚たちが生息しています。
多くのダイバーが訪れる有名なスポットなので、魚たちもエサを求めてダイバーに近づいてくるほど!
幻想的な青い世界を一目見たい!という人におすすめのダイビングスポットです。
恩納(おんな)ポイント
那覇空港から車に乗って1時間半程度で行くことができる恩納村のビーチからアクセスできる恩納ポイント。
ダイビングの世界では、クレバスと呼ばれる場所があります。岩にできた大きな亀裂のことです。
恩納ポイントにはクレバスがたくさん展開していて、海の中の迷路のようになっています。
大きな岩があるため、海底で影になる部分が多々あります。
そこには影を好むアカマツカサやハナゴンベなどの魚を見ることができます。
入り組んだ狭い地形になっているので、ツアーで行くときは縦列で進んでいきます。
海の中の不思議な世界を探検するのにおすすめのダイビングスポットです。
砂辺(すなべ)No.1
海底に広がるお花畑のような風景を楽しむなら「砂辺No.1」がおすすめです。
那覇から車に乗って40分で行くことができる北谷街にある砂辺。
ここは、水深がそれほど深くないため初心者でも気軽に潜ることができます。
少し潜るだけで見られるサンゴたちは、ソフトコーラルと呼ばれるやわらかいサンゴたちの群生です。
深いところを潜るのは怖いけど、海底に広がる美しい世界を見てみたい!という初心者にピッタリおすすめのダイビングスポットです。
崎本部(さきもとぶ)ゴリラチョップ
沖縄県本当の北部にある本部町というところには、ゴリラチョップという面白い名前のついた場所があります。
ここは本来崎本部緑地公園のことで、公園にあるビーチにゴリラがチョップしているように見える岩があることから、そのように呼ばれるようになりました。
ゴリラチョップの海にはソフトコーラルが広がっていて、やんわりとしたサンゴたちに小さな熱帯魚が集まっているかわいらしい世界を見ることができます。
水深は大体5mほどなので、初めてダイビングに挑戦する人も安心して潜ることができます。
ビーチから足をついた状態で潜りはじめるので、なおのこと潜りやすいのも大きなポイントです!
大度(おおど)海岸
那覇から車に乗ってたった30分で行ける糸満市にある大度海岸、ここはアクセスの良いダイビングスポットとして知られています。
インリーフ(岸の近く)は、水深3mほどなので初心者でも安心して潜ることができます。
おすすめポイントは大きなサンゴを見られることです。
水中カメラで海の中でしか見られない景色を撮影するのも楽しいですよ!
アウトリーフ(沖の方)まで行くと水深は20mほどになります。
ここではインリーフでは見られない地形の奥深さと、マダラトビエイなどの魚を見ることができます。
初心者でも中級者でも楽しめる大度海岸は、アクセスの良さと充実した海が人気となっています。
慶良間(けらま)諸島
世界が愛する「ケラマブルー」が魅力の慶良間諸島。
他の海とはまた違った美しさを持つ慶良間諸島のダイビングスポットを5つ紹介します!
北浜(にしばま)ビーチ(阿嘉島)
阿嘉島のニシバマビーチは、慶良間諸島の中でも透明度の高い海としてよく知られています。
あまりの透明度に、浅いところでは泳ぐ魚たちの様子を肉眼で見ることができます。
さらに高い透明度を求めるなら冬季シーズンがおすすめです。
冬は気温も水温も下がりますが、その分水の透明度が上がります!
特に1~3月は慶良間諸島名物、ザトウクジラがやってくるので、ダイビングでクジラに会える可能性もあります。
ただし風が強くなるシーズンでもありますので、ツアーの場合は天気によって中止の場合も。
冬季シーズンに旅行を考えている人におすすめのダイビングスポットです!
ナガンヌ島
サンゴの欠片でできた真っ白な砂浜の島であるナガンヌ島は、リゾートアイランドです。
正式名称は慶瀬島ですが、今やナガンヌ島の方がよく知られています。
那覇からは船に乗って20分で行けるので、アクセスも良いですね。
サンゴ礁が輪になって群生しているチービシ環礁にあたり、島自体がサンゴ礁に囲まれています。
海に潜ると豊富なサンゴが出迎えてくれる場所です。
元々は無人島なので、海の中の自然は人の手が付けられておらず、ありのままの姿を見ることができます。
那覇から日帰りで美しい海中世界を楽しみたいなら、ナガンヌ島でのダイビングがおすすめです。
六番崎
慶良間諸島は座間味島の東にある六番崎は、ボートで行くダイビングスポットです。
ウミガメによく会えること、海底のクレバスが創り出すダイナミックな地形を見られることが大きなポイントです。
透明度の高いケラマブルーの海中世界は、熱帯魚やイソバナの群生の美しい色を鮮明に映し出します。
とにかく様々な魚に会えることがポイントの六番崎!
水深は浅いところで5m、深いところで18m程度にもなるので、初心者から中級者まで楽しむことができます。
サンドトライアングル
儀志布島と渡嘉敷島にあるサンドトライアングルは、その名の通り沖へ向かって砂地が三角形に広がっています。
大きな特徴は真っ白な砂!
海に潜るなら砂なんて関係ないのでは?と思われるかもしれませんが、海底の白い砂が背景となってサンゴや熱帯魚たちの色がより一層映えるのが大きな特徴です。
ケラマブルーは透明度が高く、太陽の光をよく通すので白い砂と相まって、海の中でも明るさを保つことができます。
天気が良いと、ダイバー自身の影すらも鮮明に映し出します。
眩しく輝く海中世界で癒されたい人におすすめのダイビングスポットです。
儀名(ぎな)
阿嘉島の北西に位置するダイビングスポット「儀名」は、高確率でウミガメに会えるスポットとして知られています。
阿嘉島ではウミガメの産卵地がいくつかありますが、水中のウミガメの姿を頻繁に見ることができるのは儀名です。
水深は5~18mとなっていて、浅いところは初心者でも気軽に潜ることができます。
ダイビングをしたら絶対にウミガメに会いたい!という人におすすめのダイビングスポットです。
水納島(みんなじま)
水納島は沖縄本島からたったの15分で行けてしまう激近離島の一つです!
水納島では豊かなサンゴを見ることができるので、たくさんのダイバーが集まってきます。
そんな水納島のダイビングスポットを3つ紹介します。
ポパイ
水納島の東に位置するスポット、ポパイ。
海底には根が点在していて、そこに集まる小魚たちが群れをつくる様子を見ることができます。
季節によって集まる魚が変わるのも魅力の一つです。
透明度が高いとはいえ、真っ青な海の世界の中で黄色のカーテンをつくるヨスジフエダイは見事です。
小魚たちが悠々自適に泳いでいる姿もかわいいですが、群れをつくって泳いでいる姿を見ることができるのは、ダイビングならではです。
運が良ければアオウミガメにも会うことができます!
カラフルな魚の群れを見てみたい人におすすめのダイビングスポットです!
ポートサイド
沖縄本島から船に乗ってたったの20分で行くことができる、水納島のポートサイド。
海の底は真っ白な砂地で覆われていて、その景色を見るだけでうっとりしてしまいます。
こういった砂地でダイビングをする時は、他のダイバーの迷惑にならないように砂をまきあげないように泳ぐ必要があります。
このポイントでよく見られる魚はヤシャハゼです。
沖縄の海ならどこでも見られるヤシャハゼが、このポイントで大きな魅力となるのは、比較的水深が深くないところで姿を見ることができて、しかもかなりの至近距離まで近づけるからです!
ヤシャハゼのかわいらしい姿を至近距離で写真におさめたい人におすすめのダイビングスポットです。
オリーブ
オリーブは、ポパイのすぐそばにあるポイントで浅場でも深場でも楽しむことができるスポットです。
浅いところではソフトコーラルがたくさん生息していて、柔らかな雰囲気に癒されます。
深いところまで行くと、海底には根が点在していてそこに魚たちがたくさん集まっている様子です。
水納島の透き通るような海の中でオーソドックスにダイビングを楽しみたい人におすすめのダイビングスポットです。
八重山諸島エリア
石垣島を中心とする八重山諸島エリアには、12の島があります。
石垣島を皮切りに、とにかくマンタに会えることで人気のあるエリアなのがポイント。
八重山諸島からは、9つのダイビングスポットを紹介します!
石垣島
石垣島の海は、高確率でマンタに会えることが有名です。
このため、多くのダイバーがマンタを求めて石垣島にやってきます。
石垣島からは4つのダイビングスポットを紹介します。
川平石崎マンタスクランブル
石垣島で最もマンタに会えるのはここ!川平石崎マンタスクランブルです。
その確率は90%以上といわれるほどです。
特におすすめのシーズンは7~11月頃、GWが明けると徐々に遭遇率も上がっていきます。
マンタは体を綺麗にするためにちょうど良い根のところでクリーニングを行う習性があります。
根というのは、水中にある山のような突起のこと。
川平石崎には、そのクリーニングのための根(クリーニングステーション)がたくさんあるのです。
絶対にマンタが泳ぐ姿を見たい!という人におすすめのダイビングスポットです。
幻の島(浜島)
石垣島から西へ10㎞ほど進むとある浜島は、潮位によって姿を消したり、変えたりすることからことから「幻の島」と呼ばれています。
基本的にツアーなどに参加しないと行くことができない場所となっていて、行くだけでも大変な体験です。
眺めるだけでも美しい海ですが、実はこの場所の周りは日本最大のサンゴ礁群生地「石西礁湖」と呼ばれる場所で、400種類を超えるサンゴが生息しています。
壮大なサンゴの景色を見るために、世界中からダイバーがやってきます。
美しいサンゴの世界を一目見てみたい!という人におすすめのダイビングスポットです。
崎枝(さきえだ)ビッグアーチ
このダイビングスポットは、西側に大きなアーチ状の岩があるのが大きな特徴です。
石垣島本島川平周辺に位置します。
海底はたくさんの根があって、複雑に入り組んでいる地形の面白さがあります。
アーチ越しに見る海の世界は実に神秘的で、思わず写真を撮りたくなること間違いなしです。
沖縄の高級イカであるコブシメの産卵場も付近にあり、産卵時期の冬から春にはその姿を見られることも!
海底の神秘的な世界を探検したい人におすすめです。
荒川(あらかわ)ダブルアーチ
こちらも石垣島本島川平付近にあるポイントです。
水深が8m程度の比較的浅いところに、2つのアーチがあることからこの名前がつけられています。
ダイナミックな地形が生み出すトンネルを抜けると現れるアーチ。
天気がいい日は太陽の光に照らされて、まるで神殿のような荘厳さを見せてくれます。
アーチの中にはたくさんの魚が泳いでいて、特にベストシーズンの頃には最高の景色を満喫できます。
沖合の方ではありますが、流れがそこまで速くないので初心者でも気軽に楽しめるポイントです。
神秘的な海中世界を無理せず楽しみたい初心者におすすめのスポットです。
西表島
西表島は沖縄の中で沖縄本島に次いで2番目に大きな島です。
そこは、豊かな自然で覆われており「東洋のガラパゴス」と称されるほどです。
栄養満点の土地から海へと流れていき、海中の自然も豊かに保っています。
西表島からは、3つのダイビングスポットを紹介します!
バラス島
バラスとは、サンゴの欠片のことを指します。
西表島の近くには、バラスが堆積してできたバラス島という島は、浜島のように潮の満ち引きによってその姿が現れたり消えたりする島の一つです。
バラス島の東側には大変有名なダイビングスポットがあります。
ここでは水深たった1~3mのところで美しい海の世界を見ることができます。
浅いながらも根があちこちにあって、そこにたくさんのサンゴが生息しています。
サンゴに群がる小魚たちは、色とりどりの紙吹雪が舞っているかのように泳いでいます。
絵のような、写真のような世界を楽しめるバラス島は、カラフルな海中世界をカメラにおさめたい人におすすめのダイビングスポットです。
トカキン
トカキンというのは、実はイソマグロのことです。
この場所ではイソマグロの大群を見ることができます。
イソマグロは体長が1~2mもあり、マグロといいつつカツオに似た魚です。
そんな大きな魚が群れをつくって泳ぐ様子は、圧巻です。
イソマグロだけでなく、パラクーダやギンガメアジなどの大きな魚がたくさん姿を見せるスポットで、迫力ある海の様子を見てみたい!という人におすすめのダイビングスポットです!
鹿川中ノ瀬(しかのがわなかのせ)
西表島で一番マンタに出遭えるスポットとして有名な場所です。
海底には、沖に向かって大きく立派な根が張り巡らされており、ここにマンタがクリーニングをしにやってきます。
大きなマンタが美しい海を飛ぶように泳ぐ姿は感動物です。
サンゴももちろん綺麗ですが、そこに集う魚たちもカラフルで可愛らしいです。
水族館の中を泳いでいるような不思議な気持ちになる鹿川中ノ瀬は、マンタと一緒に泳ぎたい人におすすめのダイビングスポットです。
小浜島(こはまじま)
石垣島からフェリーで約25分で行ける離島「小浜島」は、広大なサトウキビ畑で有名な島です。
古き良き沖縄の風景を残すのどかな島の海は、人の手がつけられておらず、自然本来のありのままの姿を見ることができます。
ヨナラ水道
この場所も有名なマンタスポットの一つ。
とにかく至近距離でマンタに会える、大興奮のダイビングスポットです。
砂地でマンタが見られる珍しいポイントでもあります。
水深は25~30mありますので、初心者にはなかなかおすすめしづらいのが惜しいです。
潮の流れに乗って楽しむドリフトダイビングスタイルで潜ることになるので、中級以上が望まれます。
また、潮の流れによってマンタとは会えないこともあるので、タイミングを見計らうのも大切です。
マンタに至近距離で会いたい中級者におすすめのダイビングスポットです。
波照間島(はてるまじま)
有人島として日本最南端にあたる波照間島は、空の美しさで知られる島です。
最南端ということもあって、日本で一番綺麗に南十字星を見ることができます。
石垣島からはフェリーで約1時間半と少し遠いですが、空も美しければ、海も本来の美しさを保ったまま!
海の美しさに関しては八重山諸島で一番といって良いほどです。
そんな波照間島からは、ニシ浜サンゴをおすすめします。
ニシ浜サンゴ
波照間島からボートでたったの5分の場所にあるニシ浜サンゴは、潮の流れがほとんどなく水深も最大10mと初心者向けのダイビングスポットです。
透き通った波照間ブルーの中では、深く潜らずとも深い場所まで見通すことができるのも大きな特徴です。
海底にはサンゴがところ狭しと生息していて、かわいい小魚たちをはじめウミガメにも会える素敵なスポットです。
落ち着いた海でゆったりとダイビングに挑戦してみたい初心者におすすめのダイビングスポットです!
宮古諸島エリア
宮古諸島は本島から南西へ300㎞進んだところにある宮古島をはじめとした8つの有人島群です。
那覇からは飛行機で1時間かからずにいくことができます。
拠点となる宮古島といくつかの島は、大きな橋によって結ばれていて陸路でのアクセスも便利です。
宮古諸島からは、8つのダイビングスポットを紹介します。
池間島(いけまじま)
宮古島と池間大橋でつながる池間島は、人口600人前後の小さな島です。
陸の自然も豊かで、一年中ホタルを見ることができます。
自然豊かな池間島でのダイビングは、八重干瀬がおすすめです。
八重干瀬(やびじ)
八重干瀬は「日本のグレートバリアリーフ」と呼ばれる日本最大級のサンゴ礁です。
周囲約25㎞にわたってサンゴ環礁が群生しています。
カラフルなサンゴの森で泳ぐ色とりどりの魚たちに風景は、写真におさめたくなること間違いありません。
目と鼻の先でウミガメが泳いでいる様子を見ることもできるなど、充実したダイビングを経験することができます。
伊良部島(いらぶじま)
伊良部島は宮古島と伊良部大橋でつながっているので、車で簡単にアクセスすることができます。
伊良部島には2つのおすすめダイビングスポットがあります。
ダブルアーチ
海の中に2つのアーチがあるダブルアーチは、その地形に魅力がたっぷりとあります。
アーチの見る角度によっては、穴の部分がハートに見えるというのもおすすめポイントです。
こうした地形によって生まれる海中の光と影の揺らめきは、見る人の心をぐっと掴んで離しません。
冬季になりますが、2月ごろになるとアーチの隙間でネムリブカたちが寄り添っている様子を見ることができます。その時期にしか見られない光景なので、興味があれば狙ってみてもいいかもしれません!
流れはほとんどなく、最大深度は20mほど。初心者でも安心して潜れるポイントとなっています。
海の中にある不思議な地形を探検してみたい人におすすめのダイビングスポットです。
サシバ沖
サシバとは、伊良部島にたくさん訪れる渡り鳥です。
この鳥の名前がついたポイントには、なんと沈没船が眠っています。
この船がサシバ沖に流れついたのは、2013年とつい最近のこと。
外国から流れてきた船が、ちょうどこの場所で座礁したのです。
そのが、この沈没船が魚たちの城となりました。
船の中に入ることはできませんが、沈没船を外から眺めるのもなかなかできる体験ではありません。
初夏になると沈没船にはイワシの大群でいっぱいになります。
こうした沈没船を見られるダイビングスポットは国内ではあまりありません。
興味がある人は是非行ってみてください!
下地島
伊良部島の隣にある小さな島、下地島。
伊良部島とは6つの橋がかかっており、簡単にアクセスすることができます。
下地島にも小さいですが空港があり、那覇から直接アクセスできるのも良い点です。
下地島からは、ダイビングスポットを5か所ご紹介します。
魔王の宮殿
ダイバーなら知らない人の方が少ない「魔王の宮殿」!
名前から想像できる雰囲気をそのまま感じることができます。
自然が生み出した地形ではありますが、3つの部屋があって、通路でつながっているのが面白いポイントです。
それぞれの部屋に差し込む美しい光が幻想的な一方、名前も相まってドキドキするような怖さも感じます。
綺麗に光が入るシーズンが8月・9月と言われていますが、風が落ち着く9月の方がおすすめです。
探検家になった気分で、ダイビングを楽しむことができるスポットです。
中の島ホール
中の島湾の岬の先端にあるポイントです。
天気が良くても悪くても、海中が明るく見えるのが大きな特徴。
部分的に流れが強いところもありますが、大部分は落ち着いているので、初心者でも楽しめます。
5m付近まで潜ったところに入口があり、そこから垂直に水深25mまで降りていきます。
少し深くて怖いかもしれませんが、そこから見上げる景色は格別です。
シーズンになると、アカククリというキラキラした魚が群れをつくって泳ぐので、その光景が見られると感動します。
運が良ければマンタにも会えるので、海底探検をしながら海の生き物を探したい人におすすめのダイビングスポットです。
だんご岩
中の島チャネルから沖の方へ進むと、大きな岩があらわれます。
だんご岩とよばれるその岩の周りには、人よりも大きいサイズのウミウチワという海藻がゆらゆらと揺れています。
岩の周りにはたくさんの魚が泳いでいて、岩の下や隙間では寝ている魚を見つけることもできるのが面白いポイントです。
冬は、だんご岩の上にマンタがあらわれることもあり、わくわくするダイビングスポットです。
トリプルスリー
下地島の一番北側にあるダイビングスポットで、風の影響を受けやすいため滅多に行くことができないレアな場所です。
水深30mまで潜ると、大きな三又のアーチが姿を見せます
存在感のあるアーチに土肝を抜かれること間違いなしです。
かなり深くまで潜る必要があるので、中級者向きのポイントです。
もし行くことができたなら、かなりラッキー!なダイビングスポットです。
通り池
下地島で一番有名な観光スポット「通り池」は、シュノーケリングやダイビングを楽しむことができることでも知られています。
2つの池は水中でつながっているので、ダイビングではそこを通っていきます。
地上から差し込む太陽の光が生み出す、色彩のイリュージョンに心を奪われることでしょう。
入口の水深は23mほどあるので、初心者ダイバーには少しハードルが高い場所です。
さらに、進んでいくと最大深度は45mほどになるため、中級~上級者向けのポイントです。
フィッシュウォッチングを楽しむより、幻想的な世界を泳いでみたい!という人におすすめのダイビングスポットです。
沖縄ダイビングの注意点
沖縄でダイビングをする時に注意しなければならないことを6つ紹介します。
紫外線に注意
沖縄の陽射しは本州よりきつく、その分紫外線もがっつりと降り注ぎます。
特に八重山諸島や宮古諸島などの離島は海の透明度が高い分、水中にも太陽の光を惜しみなく届けます。
このため、海に潜っていても紫外線の影響を受けやすくなります。
基本的に海中ではダイビングスーツを着ますが、肌を露出する場合は紫外線対策を怠らないようにしましょう。
危険生物に注意
特に沖縄の海で最も多く生息する危険生物は、ハブクラゲです。
本州にもみられるミズクラゲとは比べ物にならないほど強い毒性を持ちます。
場合によっては呼吸困難や心肺停止などにもなりますので、十分な注意が必要です。
ハブクラゲは比較的浅瀬で被害の多いクラゲですが、カサゴやウミヘビなどは深いところにも生息します。
沖縄の海に生息する危険生物は数が多いため、素人が全て把握しようとするのは難しいです、
特にダイビング初心者は、インストラクターが同行するツアーに参加することで、こうした危険からも身を守ることができるので、おすすめです。
突然のスコールに注意
ダイビング中に突然スコールに見舞われることもしばしばあります。
水面に出たらものすごい雨が降っていた!という状況も。
そんな中気を付けなければならないのは、急に気温が下がって風邪を引いてしまうことももちろんですが、急に流れが速くなることも。
スコールはすぐに止むのも特徴の一つなので、慣れている人にとってはどうってことないですが、初心者にとってはパニックになることもあります。
こうした状況で冷静に動くためには、複数人でダイビングを行ったりツアーに参加したりするのが良いです。
ライセンスが必要なツアーに注意
ダイビングには民間団体が発行するライセンスがいくつかあります。
Cカードというのを聞いたことがある人もいるかもしれません。
これには種類があって、ランクごとに潜れる水深が異なっています。
様々なダイビングスポットを紹介してきましたが、体験ツアーのダイビングの場合は基本的に簡単なダイビングの挑戦になります。
水深は6m程度までで、広範囲にわたって自分で泳ぐことはできません。
ダイビングをやったことがない人たちは、体験ダイビングツアーに参加することをおすすめします。
ライセンスを必要とするツアーは行動の範囲も広がり、水深18m程度まで泳ぐことができるようになります。
ライセンス取得プランがあったりもするので、長期的にダイビングを楽しみたいという方は挑戦してみるのも良いですね。
ダイビング当日は飛行機に乗れない
これが最も気を付けなければならない注意点です。
ダイビングをした後に飛行機に乗ることはできません。
水中の圧力が高いところでダイビングをしていたのに、飛行機に乗ると急激に圧力が低下します。
これによって、体内に溶け込んだ窒素が気圧の変化によって気泡化し、減圧症にかかってしまう可能性があるのです。
特に深いところを潜るダイバーはよりリスクが高まるので気を付けなければなりません。
ダイビング後数時間で飛行機に乗っても良いという説もありますが、ダイビングをしたその日は現地で休んで、翌日以降に飛行機に乗ることが一番安全かつ安心です。
おすすめの持ち物と服装
ダイビング体験をする初心者は、基本的に自分が着る水着さえ用意すれば、あとはショップでレンタルすることができます。
ツアーに参加するとなおのこと、物品の準備は必要ありません。
ただし、砂浜を歩く時にはビーチサンダルがある方が良いです。
浜がサンゴの欠片でできている場合は、結構痛いのでマリンシューズ(ほぼレンタル可)がおすすめです。
ダイビングツアーに参加する場合は、着替えが必要になりますので半そで・短パンなどの着替えやすい格好がおすすめです。
着替えやサンダルを持ち運ぶバッグは、なるべく水にぬれても良い素材のものを使うといいです。
ダイビングスポットまではボートに乗っていくことが多いので、酔い止めが必要な人は忘れず準備しましょう。
沖縄旅行で各諸島に移動はできる?
これだけたくさんのダイビングスポットがあることがわかると、あっちもこっちも行きたくなりますよね。
沖縄旅行では各諸島(沖縄諸島・八重山諸島・宮古諸島)の移動は可能なのでしょうか?
移動手段は基本的に飛行機のみ
今回紹介した沖縄諸島・八重山諸島・宮古諸島、これらの諸島間の移動は飛行機となります。
各諸島の拠点の島に飛行場があって、那覇や主要都市からアクセスすることができます。
フェリーもありますが、移動にかなり時間がかかってしまうためあまりおすすめできません。
【結論】1回の旅行内での移動は難しい
飛行機で移動することを考えると、フライト時間や本数を考慮して、諸島間の移動は頻繁にできないことがわかります。
このため、一度の旅行では一つのエリアで旅程を立てることで、充実した時間を過ごすことができます。
まとめ
最後までご覧いただきありがとうございました。
沖縄には無数のダイビングスポットがありますが、その中でもおすすめの場所をエリアごとに紹介しました。
一度の旅行でエリアをまたぐことは難しいため、どこか拠点を決めて同じエリア内で様々なダイビングスポットを巡るのがおすすめです!
ダイビングをやったことがない人でもライセンスなしで気軽に潜れる体験ツアーも充実しているので、是非挑戦してみてください。