与那国島-人舛田-
人舛田(トゥングダ)とは
与那国島、祖内の製糖工場から比川の集落に向かう途中にある史跡です。
17世紀に重い人頭税に悩まされていた与那国島で、人減らしを行ってきた悲しい場所です。
現在は看板があるだけで、何も無いところですが、八重山の悲しい歴史に胸が詰まります。
⬇︎与那国島についてもっと詳しく
人舛田への行き方
特に標識もなく、分かりにくい場所にあります。与那国空港から徒歩約30分、祖納と比川を結ぶ、島を横断する道路の途中にあります。
現在はサトウキビ畑に囲まれているので、見落とさないよう気をつけて進んでください。
人舛田の歴史
与那国島では、薩摩による琉球国侵攻後、人頭税と呼ばれる税が課されました。人頭税とは納税額を人の頭数で割って課す税制で、満15歳から50歳までの男性は、たとえ体が不自由な者であっても、ことごとく納税の義務を負わされるという厳しいものでした。
このため、ある日突然銅鑼や太鼓を打ち鳴らして島の男性を「とぅんぐだ」(人舛田)に召集し、遅れてきた者、敷地内に入れなかった者を殺したと伝えられています。
このような悲惨な歴史を知らなければただの畑ですが、こういった場所に立ち寄り八重山の歴史に思いを馳せることもまた、旅の醍醐味ではないでしょうか。
人舛田の詳細
所在地 | 沖縄県八重山郡与那国町島仲(MAPで見る) |
アクセス | 与那国空港から徒歩で約30分 |
駐車場 | なし |
トイレ | なし |
営業時間 | - |
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